ホルモン剤による前処理がホルスタイン種経産牛の卵子採取と胚生産に及ぼす影響
OPUを利用した性判別胚生産の実用化のために、ホルスタイン種経産牛に対するFSH投与による前処理が卵子採取と胚生産に及ぼす影響を調査した。試験1では、FGT区の供用可能卵子率が無処理区に比べて有意に高かったが胚生産成績に差は認められなかった。胚盤胞期胚数は無処理区に比べてFGT区が約2倍であった。試験2では、FGT区とSOV区の卵子採取成績に差は認められなかったが、FGT区に比べてSOV区の胚盤胞期胚数と移植可能胚数は多い傾向であった。これらのことから、OPUで採取した卵子と性選別精液を体外受精して性判別胚を生産する場合には、SOV区の前処理後に採取した卵子を用いる方法で最も多数の性判別胚が生...
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Veröffentlicht in: | 神奈川県畜産技術センター研究報告 = Bulletin of Kanagawa Prefectural Livestock Industry Technology Center 2021-08 (3), p.1-4 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | OPUを利用した性判別胚生産の実用化のために、ホルスタイン種経産牛に対するFSH投与による前処理が卵子採取と胚生産に及ぼす影響を調査した。試験1では、FGT区の供用可能卵子率が無処理区に比べて有意に高かったが胚生産成績に差は認められなかった。胚盤胞期胚数は無処理区に比べてFGT区が約2倍であった。試験2では、FGT区とSOV区の卵子採取成績に差は認められなかったが、FGT区に比べてSOV区の胚盤胞期胚数と移植可能胚数は多い傾向であった。これらのことから、OPUで採取した卵子と性選別精液を体外受精して性判別胚を生産する場合には、SOV区の前処理後に採取した卵子を用いる方法で最も多数の性判別胚が生産できることが確認された。 |
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ISSN: | 2433-6882 |