若齢猫にみられた完全型心内膜床欠損症の1例
5ヶ月齢の雌猫(マンチカン)が,嘔吐と呼吸困難を主訴に来院した。X線検査および心エコー図検査にて房室中隔欠損症,食道裂孔ヘルニアならびに誤嚥性肺炎と診断した。抗生物質と制吐剤を投与し,酸素室内にて維持していたが,第4病日に死亡した。剖検により完全型心内膜床欠損症のA型と診断された。なお,死後に肺由来線維芽細胞を用いて実施した染色体核型検査(Qバンド法)では,染色体に数的・構造的異常は認められなかった。...
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Veröffentlicht in: | Dōbutsu no junkanki 2021, Vol.54(1), pp.27-32 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 5ヶ月齢の雌猫(マンチカン)が,嘔吐と呼吸困難を主訴に来院した。X線検査および心エコー図検査にて房室中隔欠損症,食道裂孔ヘルニアならびに誤嚥性肺炎と診断した。抗生物質と制吐剤を投与し,酸素室内にて維持していたが,第4病日に死亡した。剖検により完全型心内膜床欠損症のA型と診断された。なお,死後に肺由来線維芽細胞を用いて実施した染色体核型検査(Qバンド法)では,染色体に数的・構造的異常は認められなかった。 |
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ISSN: | 0910-6537 1883-5260 |
DOI: | 10.11276/jsvc.54.27 |