‘ハツシモ岐阜SL’の良食味生産に向けた管理技術
本県平坦地の主要水稲品種‘ハツシモ岐阜SL’の生産振興を図るため,食味評価向上に寄与すると想定される栽培管理技術(分施肥体系での穂肥減量,全量基肥栽培,ケイ酸或いは苦土資材の施用)の食味向上効果について検討した。穂肥減量は食味機器分析値を向上させたものの,穀検食味官能評価は向上せず,収量が減少した。全量基肥栽培は収量性を維持しつつ食味機器分析値を向上させたが,穀検食味官能評価は「特A」相当に届かなかった。ケイ酸や苦土の資材投入も同様に「特A」相当評価には届かなかったが,条件によって食味機器分析値を向上させ,食味官能評価項目の一部が向上する事例が見られた。...
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Veröffentlicht in: | 岐阜県農業技術センター研究報告 2021-03 (20), p.12-18 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 本県平坦地の主要水稲品種‘ハツシモ岐阜SL’の生産振興を図るため,食味評価向上に寄与すると想定される栽培管理技術(分施肥体系での穂肥減量,全量基肥栽培,ケイ酸或いは苦土資材の施用)の食味向上効果について検討した。穂肥減量は食味機器分析値を向上させたものの,穀検食味官能評価は向上せず,収量が減少した。全量基肥栽培は収量性を維持しつつ食味機器分析値を向上させたが,穀検食味官能評価は「特A」相当に届かなかった。ケイ酸や苦土の資材投入も同様に「特A」相当評価には届かなかったが,条件によって食味機器分析値を向上させ,食味官能評価項目の一部が向上する事例が見られた。 |
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ISSN: | 1882-9104 |