定植後のカキ‘甲州百目’の樹体生育と早期着果を両立する着果管理法

カキ‘甲州百目’定植後の樹体生育と早期着果を両立する着果管理法について検討した。マメガキを台木とした樹では,定植1年目から3年間着果させても樹高が約3mに達し,明らかな生育抑制は認められなかった。定植2年目に無摘蕾とすることで,定植3年目の着蕾数や収量が減少したが,摘蕾した樹は着蕾や収量は経年とともに増加した。以上のことから,マメガキ台の大苗を定植した場合,定植後最低2年間は摘蕾を行うことで,樹体生育を維持しながら収量を増加させることに有効であると考えられる。...

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Veröffentlicht in:奈良県農業研究開発センター研究報告 2021-03 (52), p.11-16
Hauptverfasser: 杉村, 輝彦, 林, 良考, 辻本, 誠幸, 上田, 直也, 市川, 胤記
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:カキ‘甲州百目’定植後の樹体生育と早期着果を両立する着果管理法について検討した。マメガキを台木とした樹では,定植1年目から3年間着果させても樹高が約3mに達し,明らかな生育抑制は認められなかった。定植2年目に無摘蕾とすることで,定植3年目の着蕾数や収量が減少したが,摘蕾した樹は着蕾や収量は経年とともに増加した。以上のことから,マメガキ台の大苗を定植した場合,定植後最低2年間は摘蕾を行うことで,樹体生育を維持しながら収量を増加させることに有効であると考えられる。
ISSN:2189-4515