元素分析による乾燥ひじきの原料原産地判別法の開発
乾燥ひじきについて元素分析による原料原産地判別法の検討を行った。国産ヒジキが原料の乾燥ひじき(以下「国産試料」と記載。「外国産試料」、「中国産試料」及び「韓国産試料」も同様。)89点及び外国産試料80点(中国産試料39点、韓国産試料41点)を収集し、これらの粉砕試料について14元素の濃度を測定し、国産試料と外国産試料の判別モデル(モデル1)を構築した。各産地の試料を正しく判定した割合(以下「的中率」という。)は、国産試料は98.9%、外国産試料は77.5%であった。外国産試料のうち中国産試料の的中率が100%である一方で、韓国産試料の的中率が56.1%であったことから、国産試料と韓国産試料の判...
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Veröffentlicht in: | 農林水産消費安全技術センター食品関係等調査研究報告 2021-02 (44), p.1-7 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 乾燥ひじきについて元素分析による原料原産地判別法の検討を行った。国産ヒジキが原料の乾燥ひじき(以下「国産試料」と記載。「外国産試料」、「中国産試料」及び「韓国産試料」も同様。)89点及び外国産試料80点(中国産試料39点、韓国産試料41点)を収集し、これらの粉砕試料について14元素の濃度を測定し、国産試料と外国産試料の判別モデル(モデル1)を構築した。各産地の試料を正しく判定した割合(以下「的中率」という。)は、国産試料は98.9%、外国産試料は77.5%であった。外国産試料のうち中国産試料の的中率が100%である一方で、韓国産試料の的中率が56.1%であったことから、国産試料と韓国産試料の判別モデル(モデル2)を構築した。その結果、的中率は国産試料が100%、韓国産試料が78.0%となった。モデル1及びモデル2を組み合わせることにより的中率は、国産試料が100%、外国産試料が88.8%となり、判別精度が向上する結果が得られた。 |
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ISSN: | 1883-7824 |