職業自己選択時代の青森県弘前市周辺の新規就農者群像
青森県弘前市周辺における就農に関して,2007年に実施した農業者子弟を中心とする就農意識調査では,過半数で子全員が就農しなくても仕方ないという意識を有し,自らの適性を考慮し就農を考えていた。また,同時に同地域において行った就農事情の聞取り調査からは,50,60歳代では家業を継ぐ就農であるのに対し,若手では職業として農業を選択している傾向がうかがえた。2018年に実施した農業への新規参入者聞取り調査からは,多様な契機で農業への関心が目覚め,各種の支援策を活用し,農地は主に借地で,機械設備等は購入して就農する傾向があった。今後は,農業者子弟以外の継業を促進するため農場バンクといったシステムやコーデ...
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Veröffentlicht in: | Suido no chi 2020, Vol.88(3), pp.193-196,a1 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 青森県弘前市周辺における就農に関して,2007年に実施した農業者子弟を中心とする就農意識調査では,過半数で子全員が就農しなくても仕方ないという意識を有し,自らの適性を考慮し就農を考えていた。また,同時に同地域において行った就農事情の聞取り調査からは,50,60歳代では家業を継ぐ就農であるのに対し,若手では職業として農業を選択している傾向がうかがえた。2018年に実施した農業への新規参入者聞取り調査からは,多様な契機で農業への関心が目覚め,各種の支援策を活用し,農地は主に借地で,機械設備等は購入して就農する傾向があった。今後は,農業者子弟以外の継業を促進するため農場バンクといったシステムやコーディネーターの充実が求められるものと考えられる。 |
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ISSN: | 1882-2770 1884-7196 |
DOI: | 10.11408/jjsidre.88.3_193 |