BLK360による森林調査手法とその精度
楢原幸子・長島啓子:BLK360による森林調査手法とその精度,森林計画誌54:23~29,2020 本研究では京都府立大学生命環境学部附属大枝演習林にてTLSの中で特に安価であり軽量なLeica社のBLK360を用いた毎木調査手法の検討を目的とした。半径11.3m の円形プロットに4箇所,7箇所,12箇所の3パターンでBLK360を設置・計測し,毎木調査データと比較することで,立木本数,胸高直径,樹高の精度検証を行った。その結果,立木本数は高い精度で抽出され,胸高直径はプロットの外周7箇所からBLK360で計測を行うことで,市場における丸太の単位寸法の2cm 以下の誤差となり,十分な精度が得ら...
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Veröffentlicht in: | Japanese Journal Of Forest Planning 2020/08/31, Vol.54(1), pp.23-29 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 楢原幸子・長島啓子:BLK360による森林調査手法とその精度,森林計画誌54:23~29,2020 本研究では京都府立大学生命環境学部附属大枝演習林にてTLSの中で特に安価であり軽量なLeica社のBLK360を用いた毎木調査手法の検討を目的とした。半径11.3m の円形プロットに4箇所,7箇所,12箇所の3パターンでBLK360を設置・計測し,毎木調査データと比較することで,立木本数,胸高直径,樹高の精度検証を行った。その結果,立木本数は高い精度で抽出され,胸高直径はプロットの外周7箇所からBLK360で計測を行うことで,市場における丸太の単位寸法の2cm 以下の誤差となり,十分な精度が得られた。一方,樹高はBLK360の設置箇所を増やしても誤差が約-2.0m と十分な精度が得られず,今後の精度向上が課題となった。 |
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ISSN: | 0917-2017 2189-8308 |
DOI: | 10.20659/jjfp.54.1_23 |