管水路のカプセル型漏水探査装置の開発

全国では約12,000kmの農業用管水路(パイプライン)が整備されている。一方,管水路の破裂などの事故は平成5~25年の20年間で累計約6,700件が発生し,事故件数は増加傾向にある。管水路の漏水事故を減少させるためには,漏水を初期段階で発見し大規模な事故が生じる前に適切な対策を講じることが重要であるが,そのために必要な漏水位置探査技術はまだ確立されていない。本報では,戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)において開発中の管水路の空気弁から投入・回収でき,管内を自由流下しながら音響データを収音し,そのデータから漏水位置を推定するカプセル型の漏水探査装置を用いた漏水探査技術について紹介する...

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Veröffentlicht in:水土の知 : 農業農村工学会誌 : journal of the Japanese Society of Irrigation, Drainage and Rural Engineering 2018, Vol.86(6), pp.513-516,a2
Hauptverfasser: 浅野, 勇, 森, 充広, 髙木, 一幸, 羽田, 陽一, 川上, 昭彦, 川邉, 翔平
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:全国では約12,000kmの農業用管水路(パイプライン)が整備されている。一方,管水路の破裂などの事故は平成5~25年の20年間で累計約6,700件が発生し,事故件数は増加傾向にある。管水路の漏水事故を減少させるためには,漏水を初期段階で発見し大規模な事故が生じる前に適切な対策を講じることが重要であるが,そのために必要な漏水位置探査技術はまだ確立されていない。本報では,戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)において開発中の管水路の空気弁から投入・回収でき,管内を自由流下しながら音響データを収音し,そのデータから漏水位置を推定するカプセル型の漏水探査装置を用いた漏水探査技術について紹介する。
ISSN:1882-2770
1884-7196
DOI:10.11408/jjsidre.86.6_513