泥炭地特性を考慮した篠津地域の農業基盤整備と整備効果
石狩川下流右岸平野部に位置する篠津地域は,かつては泥炭原野が広がり,本格的な整備は,昭和30年に開始された「篠津地域泥炭地開発事業」により進められ,一大水田地帯となった。整備後,泥炭地特有の地盤沈下などにより農業水利施設に支障が生じ,また,深水灌漑などの用水を確保するため,国営かんがい排水事業「篠津中央地区」および「篠津中央二期地区」により,さらなる施設の再編・改修を実施してきた。本報では,地域の個性を踏まえたオーダーメイドの技術実装例として,泥炭地特性を考慮した篠津地域の農業基盤整備の経緯や内容を紹介し,整備が地域に与えた波及効果や,整備した施設も含めた地域資源を活用した地域振興の取組みを報...
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Veröffentlicht in: | Suido no chi 2017, Vol.85(11), pp.1029-1032,a2 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 石狩川下流右岸平野部に位置する篠津地域は,かつては泥炭原野が広がり,本格的な整備は,昭和30年に開始された「篠津地域泥炭地開発事業」により進められ,一大水田地帯となった。整備後,泥炭地特有の地盤沈下などにより農業水利施設に支障が生じ,また,深水灌漑などの用水を確保するため,国営かんがい排水事業「篠津中央地区」および「篠津中央二期地区」により,さらなる施設の再編・改修を実施してきた。本報では,地域の個性を踏まえたオーダーメイドの技術実装例として,泥炭地特性を考慮した篠津地域の農業基盤整備の経緯や内容を紹介し,整備が地域に与えた波及効果や,整備した施設も含めた地域資源を活用した地域振興の取組みを報告する。 |
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ISSN: | 1882-2770 1884-7196 |
DOI: | 10.11408/jjsidre.85.11_1029 |