ダム安全性評価を実施する際の着目点

農林水産省では,平成24年度から国が造成し所管している農業用ダムを対象に,造成時の設計施工内容の詳細確認,機能診断に基づく現在の健全性の確認およびレベル2地震動に対する耐震性能照査を包括した総合的な安全性評価を実施している。ダムの長期供用が進む中で,災害に対する安全性や将来的な機能保全に向けた評価手法が一層重要になってきている。これまでの安全性評価を実施してきた議論を通じていくつかの知見が蓄積されてきており,今回,これらの論点について,ダムの基礎,フィルダムおよび重力式コンクリートダムのそれぞれ視点から着目点を考察する。...

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Veröffentlicht in:Suido no chi 2017, Vol.85(4), pp.319-324,a1
Hauptverfasser: 愛宕, 徳行, 渡部, 公成, 桑原, 昭浩, 藍口, 真, 尾島, 豊彦
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:農林水産省では,平成24年度から国が造成し所管している農業用ダムを対象に,造成時の設計施工内容の詳細確認,機能診断に基づく現在の健全性の確認およびレベル2地震動に対する耐震性能照査を包括した総合的な安全性評価を実施している。ダムの長期供用が進む中で,災害に対する安全性や将来的な機能保全に向けた評価手法が一層重要になってきている。これまでの安全性評価を実施してきた議論を通じていくつかの知見が蓄積されてきており,今回,これらの論点について,ダムの基礎,フィルダムおよび重力式コンクリートダムのそれぞれ視点から着目点を考察する。
ISSN:1882-2770
1884-7196
DOI:10.11408/jjsidre.85.4_319