大区画水田が大規模経営体にもたらす効果と整備実現の視点
コメの生産費削減や農業法人増加の促進が政府方針として定められている。実現手段の一つとして水田の大区画化を契機とした営農の効率化が挙げられる。本報では5 haを超える区画を含む農業農村整備事業を実施した大規模経営体を事例として,基盤整備の効果,成功要因などを分析した。その結果,区画や用排水特性に応じた作付体系を確立し,水管理の省力化を含む作業時間の大幅な短縮により収益を確保していることを示した。また,基盤整備の実現には事業実施前から耕作地の流動化を促進する素地があったこと,事業を契機に省力的な営農が行える区画形状や栽培方法について協議を重ねたこと,作業効率の高い機械体系を導入したことなどを示した...
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Veröffentlicht in: | Suido no chi 2016, Vol.84(11), pp.959-962,a2 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | コメの生産費削減や農業法人増加の促進が政府方針として定められている。実現手段の一つとして水田の大区画化を契機とした営農の効率化が挙げられる。本報では5 haを超える区画を含む農業農村整備事業を実施した大規模経営体を事例として,基盤整備の効果,成功要因などを分析した。その結果,区画や用排水特性に応じた作付体系を確立し,水管理の省力化を含む作業時間の大幅な短縮により収益を確保していることを示した。また,基盤整備の実現には事業実施前から耕作地の流動化を促進する素地があったこと,事業を契機に省力的な営農が行える区画形状や栽培方法について協議を重ねたこと,作業効率の高い機械体系を導入したことなどを示した。 |
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ISSN: | 1882-2770 1884-7196 |
DOI: | 10.11408/jjsidre.84.11_959 |