農業水利施設の品質確保と耐久性設計
ストックマネジメントの対象となる施設群の竣工時の品質が低くばらつきも大きい場合は,早期劣化や点検頻度が増加し,ストックマネジメントに要するコストと労力が増加する。このような労力とコストを低減するためには,施設の竣工時の品質を確保し向上させる取組みが有効である。一方,現状の農業水利施設の設計体系では,環境作用を十分考慮した耐久性設計法は確立されていない。環境作用を考慮した耐久性設計の導入は環境作用と施設が必要とする耐久性のミスマッチを防ぎ維持管理コストを低減することができる。本報では,農業水利施設のストックマネジメントの今後の展開について,上述した品質確保と耐久性設計の観点から考察する。...
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Veröffentlicht in: | 水土の知 : 農業農村工学会誌 : journal of the Japanese Society of Irrigation, Drainage and Rural Engineering 2015, Vol.83(10), pp.815-818,a1 |
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Hauptverfasser: | , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | ストックマネジメントの対象となる施設群の竣工時の品質が低くばらつきも大きい場合は,早期劣化や点検頻度が増加し,ストックマネジメントに要するコストと労力が増加する。このような労力とコストを低減するためには,施設の竣工時の品質を確保し向上させる取組みが有効である。一方,現状の農業水利施設の設計体系では,環境作用を十分考慮した耐久性設計法は確立されていない。環境作用を考慮した耐久性設計の導入は環境作用と施設が必要とする耐久性のミスマッチを防ぎ維持管理コストを低減することができる。本報では,農業水利施設のストックマネジメントの今後の展開について,上述した品質確保と耐久性設計の観点から考察する。 |
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ISSN: | 1882-2770 1884-7196 |
DOI: | 10.11408/jjsidre.83.10_815 |