BT剤のハスモンヨトウ殺虫活性に及ぼす植物要因の検討

1)BT剤のハスモンヨトウ(3齢)幼虫に対する殺虫活性に及ぼす寄主植物の影響について葉片浸漬法を用いて調査した結果,殺虫活性は検定に用いた寄主植物の種類で異なり,トマト,キャベツで高く,次いでレタスで,ダイズ,シソ,イチゴでは低かった。2)BT剤のハスモンヨトウ殺虫活性に及ぼす植物要因を明らかにする目的で,葉面付着液量,含水量,幼虫摂食量,葉磨砕液のpHとその緩衝能および幼虫消化管内のpHについて寄主植物間で比較した。その結果,それら要因には寄主植物間で差が見られたものも,BT剤の殺虫活性と関連する共通の要因とは認められなかった。...

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Veröffentlicht in:茨城県病害虫研究会報 2006-03 (45), p.38-44
Hauptverfasser: 長岡, 広行, 和田, 豊, 宮本, 和久, 浅野, 昌司
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:1)BT剤のハスモンヨトウ(3齢)幼虫に対する殺虫活性に及ぼす寄主植物の影響について葉片浸漬法を用いて調査した結果,殺虫活性は検定に用いた寄主植物の種類で異なり,トマト,キャベツで高く,次いでレタスで,ダイズ,シソ,イチゴでは低かった。2)BT剤のハスモンヨトウ殺虫活性に及ぼす植物要因を明らかにする目的で,葉面付着液量,含水量,幼虫摂食量,葉磨砕液のpHとその緩衝能および幼虫消化管内のpHについて寄主植物間で比較した。その結果,それら要因には寄主植物間で差が見られたものも,BT剤の殺虫活性と関連する共通の要因とは認められなかった。
ISSN:0386-2739