飼料用米給与が「はかた一番どり」の経済性に及ぼす影響

飼料用米の利用促進を目的に,飼料中に含まれるトウモロコシの50%を玄米と代替した飼料(玄米配合割合30%)を用いて,現地実証試験を行い,飼養管理上の問題点や経済性について検討した。餌付けから3週齢まではブロイラー肥育前期用飼料を給与後,試験区は,肥育後期である4週齢から出荷まで試験飼料を,対照区は,玄米を含まないブロイラー肥育後期用飼料を給与した。育成率や出荷体重は玄米の有無に関係なく同等の成績であったが,飼料要求率や生産指数は試験区が優れる傾向であった。経済性は,試験区の飼料単価が1kg当たり2円高くなったが,飼料要求率が0.14ポイント低くなったため,粗利益は対照区に比べて1羽当たり17円...

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Veröffentlicht in:福岡県農林業総合試験場研究報告 2020-03 (6), p.1-4
Hauptverfasser: 平川, 達也, 西尾, 祐介, 笠, 正二郎
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:飼料用米の利用促進を目的に,飼料中に含まれるトウモロコシの50%を玄米と代替した飼料(玄米配合割合30%)を用いて,現地実証試験を行い,飼養管理上の問題点や経済性について検討した。餌付けから3週齢まではブロイラー肥育前期用飼料を給与後,試験区は,肥育後期である4週齢から出荷まで試験飼料を,対照区は,玄米を含まないブロイラー肥育後期用飼料を給与した。育成率や出荷体重は玄米の有無に関係なく同等の成績であったが,飼料要求率や生産指数は試験区が優れる傾向であった。経済性は,試験区の飼料単価が1kg当たり2円高くなったが,飼料要求率が0.14ポイント低くなったため,粗利益は対照区に比べて1羽当たり17円増加した。30%の玄米を配合しても自動給餌機は対応しており,試験区の敷料水分は出荷時期に有意に低くなり(P
ISSN:2189-4876