ため池に蓄積した放射性物質の対策技術実証について

2011年3月11日に発生した東日本大震災に起因する福島第一原子力発電所の事故により,大気中に放出された大量の放射性物質は,福島県を中心に広範囲にわたって拡散し,深刻な放射能汚染がもたらされた。福島県が実施したため池のモニタリング調査では放射性物質を含む底質が確認された。ため池の放射性物質対策は,「放射性物質汚染対処特別措置法」に基づく除染の対象から外れたため,福島県は,この前例のない放射性物質汚染の影響を解消・軽減するための取組みを始めることとなった。そこで本報では,これまで福島県が農林水産省や市町村などと協力しながら取り組んできたため池のモニタリング調査や放射性物質対策技術実証について報告...

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Veröffentlicht in:Suido no chi 2015, Vol.83(8), pp.653-656,a1
Hauptverfasser: 野内, 芳彦, 先﨑, 秋実, 佐々木, 公弥, 半谷, 祥二
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:2011年3月11日に発生した東日本大震災に起因する福島第一原子力発電所の事故により,大気中に放出された大量の放射性物質は,福島県を中心に広範囲にわたって拡散し,深刻な放射能汚染がもたらされた。福島県が実施したため池のモニタリング調査では放射性物質を含む底質が確認された。ため池の放射性物質対策は,「放射性物質汚染対処特別措置法」に基づく除染の対象から外れたため,福島県は,この前例のない放射性物質汚染の影響を解消・軽減するための取組みを始めることとなった。そこで本報では,これまで福島県が農林水産省や市町村などと協力しながら取り組んできたため池のモニタリング調査や放射性物質対策技術実証について報告する。
ISSN:1882-2770
1884-7196
DOI:10.11408/jjsidre.83.8_653