島根県の農業農村整備の展開方向

島根県は県土の約9割弱が中山間地域となっており,生活や経済活動の条件などが厳しく,過疎化・高齢化の進行がきわめて深刻な状況であり,集落機能の低下が懸念されている。併せて,現在までに整備した土地改良施設の中には長い年月を経て老朽化が進み,更新整備が必要となってきている施設が多数存在し,その維持管理が課題となっている。農業は島根県の基幹的産業であり,農業・農村が持続的に発展していくためには,優良農地の保全を図ると同時に,担い手が安定した営農を維持していける営農条件を整えていくことが重要である。本報では島根県の農業の現状を紹介するとともに,現在,農業農村が抱える課題を示し,その課題解決に向けた島根県...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Suido no chi 2015, Vol.83(6), pp.461-464,a1
Hauptverfasser: 多久和, 卓志, 堀野, 章, 綿貫, 純也, 桑本, 巧
Format: Artikel
Sprache:jpn
Schlagworte:
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:島根県は県土の約9割弱が中山間地域となっており,生活や経済活動の条件などが厳しく,過疎化・高齢化の進行がきわめて深刻な状況であり,集落機能の低下が懸念されている。併せて,現在までに整備した土地改良施設の中には長い年月を経て老朽化が進み,更新整備が必要となってきている施設が多数存在し,その維持管理が課題となっている。農業は島根県の基幹的産業であり,農業・農村が持続的に発展していくためには,優良農地の保全を図ると同時に,担い手が安定した営農を維持していける営農条件を整えていくことが重要である。本報では島根県の農業の現状を紹介するとともに,現在,農業農村が抱える課題を示し,その課題解決に向けた島根県における農業農村整備の展開方向について述べる。
ISSN:1882-2770
1884-7196
DOI:10.11408/jjsidre.83.6_461