ウズベキスタン国内の効率的水利用の取組み

ウズベキスタンは,中央アジアで灌漑農地面積,塩害農地面積およびアラル海流域の河川水消費量が最大である。本報では,同国の農地・水利用の現況と国,灌漑地区・幹支線水路,圃場・末端水路の各レベルにおける効率的水利用の取組み事例を報告する。政府は節水・塩害対策として作付体系をソ連時代より変化させた。灌漑地区・幹支線水路レベルでは,適正な灌漑管理による節水の可能性,河川上流からの冬季放流の有効活用法,および適正な用水管理のための水管理組織再編の事例を報告した。圃場・末端水路レベルでは,新たな用水管理組織と水生産性向上のための事業を報告した。今回報告した取組みを活用し,国全体で効率的水利用の実現につなげる...

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Veröffentlicht in:水土の知 : 農業農村工学会誌 : journal of the Japanese Society of Irrigation, Drainage and Rural Engineering 2014, Vol.82(7), pp.551-554,a2
Hauptverfasser: 安西, 俊彦, 清水, 克之, 北村, 義信, 池浦, 弘
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Zusammenfassung:ウズベキスタンは,中央アジアで灌漑農地面積,塩害農地面積およびアラル海流域の河川水消費量が最大である。本報では,同国の農地・水利用の現況と国,灌漑地区・幹支線水路,圃場・末端水路の各レベルにおける効率的水利用の取組み事例を報告する。政府は節水・塩害対策として作付体系をソ連時代より変化させた。灌漑地区・幹支線水路レベルでは,適正な灌漑管理による節水の可能性,河川上流からの冬季放流の有効活用法,および適正な用水管理のための水管理組織再編の事例を報告した。圃場・末端水路レベルでは,新たな用水管理組織と水生産性向上のための事業を報告した。今回報告した取組みを活用し,国全体で効率的水利用の実現につなげることが重要である。
ISSN:1882-2770
1884-7196
DOI:10.11408/jjsidre.82.7_551