20℃凍結保存におけるヒラタケ菌糸体に対する高濃度グルコース水溶液の保護効果

ヒラタケ6菌株の菌体ディスク,凍結保護液として40%(w/w)グルコース水溶液を供試し,前処理(7℃と25℃,0.5~24時間放置)が−20℃凍結・最長10週間保存後の生存率に与える影響を観察した.25℃・24時間前処理が最も優れ,供試2菌株(旭川高専株ANCT-15001,林産試験場株Po 89-1)で生存率100%が維持された.継代培養菌株と比較して−20℃・10週間保存後の両再生菌糸体にPDA平板培地で菌糸伸長の遅延がみられたが,子実体形成能に差異は確認されなかった....

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Veröffentlicht in:Nippon Kingakkai kaiho 2019/11/01, Vol.60(2), pp.37-41
Hauptverfasser: 富樫, 巌, 新井, 悠
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:ヒラタケ6菌株の菌体ディスク,凍結保護液として40%(w/w)グルコース水溶液を供試し,前処理(7℃と25℃,0.5~24時間放置)が−20℃凍結・最長10週間保存後の生存率に与える影響を観察した.25℃・24時間前処理が最も優れ,供試2菌株(旭川高専株ANCT-15001,林産試験場株Po 89-1)で生存率100%が維持された.継代培養菌株と比較して−20℃・10週間保存後の両再生菌糸体にPDA平板培地で菌糸伸長の遅延がみられたが,子実体形成能に差異は確認されなかった.
ISSN:0029-0289
2424-1296
DOI:10.18962/jjom.jjom.R1-05