畑地の日消費水量に気象諸要素と土壌水分が及ぼす影響: 北海道芽室地区のキャベツ畑における事例
北海道芽室地区のキャベツ畑の40cm厚土壌を対象として, タンクモデル法を用いて過去49年間(1964∼2012年)の灌漑期間中における土壌水分量と日消費水量を推定した.解析は灌水を行った場合と行わなかった場合の2ケースについて行った.そして日消費水量を目的変数とし, 降水量, 気温, 相対湿度, 風速, 日照時間, 土壌水分量を説明変数とする重回帰分析を行い, 各説明変数が日消費水量に与える影響の強さを標準偏回帰係数により評価した.各気象要素が日消費水量に与える影響の強さは, 灌水の有無にかかわらず, 日照時間が最も大きく, 以下気温, 風速, 相対湿度, 降水量の順番であった.土壌水分量に...
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Veröffentlicht in: | Nōgyō Nōson Kōgakkai ronbunshū 2014, Vol.82(3), pp.173-179 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 北海道芽室地区のキャベツ畑の40cm厚土壌を対象として, タンクモデル法を用いて過去49年間(1964∼2012年)の灌漑期間中における土壌水分量と日消費水量を推定した.解析は灌水を行った場合と行わなかった場合の2ケースについて行った.そして日消費水量を目的変数とし, 降水量, 気温, 相対湿度, 風速, 日照時間, 土壌水分量を説明変数とする重回帰分析を行い, 各説明変数が日消費水量に与える影響の強さを標準偏回帰係数により評価した.各気象要素が日消費水量に与える影響の強さは, 灌水の有無にかかわらず, 日照時間が最も大きく, 以下気温, 風速, 相対湿度, 降水量の順番であった.土壌水分量による影響の強さは, 灌水を行った場合には, 相対湿度による影響の強さよりも小さかったが, 灌水を行わなかった場合には, 日照時間による影響の強さを上回る大きなものであったことが示された. |
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ISSN: | 1882-2789 1884-7242 |
DOI: | 10.11408/jsidre.82.173 |