施工管理段階での環境配慮対策の適用に関する考察

本報は,岡山南部地区を例に,施工管理段階における環境配慮対策(希少生物の保護移動)の実施の要件と課題を整理した。実施の要件は次の2点である。①工事作業と同時進行により希少生物などの保護移動作業を実施するためには,工事の作業工程と保護移動作業との綿密な調整を図る必要がある。②保護移動作業に係る専門家または専門機関との協力による作業実施体制の構築が求められる。さらに,実施の課題として,工事請負業者が主体となる作業内容について,事業主体と工事請負業者との間で環境配慮対策に関わる取決めを行うなど,工事箇所の現状改変を最小限にとどめるための方策が挙げられる。...

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Veröffentlicht in:Suido no chi 2013, Vol.81(11), pp.893-896,a2
Hauptverfasser: 川合, 勝, 北澤, 大佑, 稲田, あや, 赤岸, 将光
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:本報は,岡山南部地区を例に,施工管理段階における環境配慮対策(希少生物の保護移動)の実施の要件と課題を整理した。実施の要件は次の2点である。①工事作業と同時進行により希少生物などの保護移動作業を実施するためには,工事の作業工程と保護移動作業との綿密な調整を図る必要がある。②保護移動作業に係る専門家または専門機関との協力による作業実施体制の構築が求められる。さらに,実施の課題として,工事請負業者が主体となる作業内容について,事業主体と工事請負業者との間で環境配慮対策に関わる取決めを行うなど,工事箇所の現状改変を最小限にとどめるための方策が挙げられる。
ISSN:1882-2770
1884-7196
DOI:10.11408/jjsidre.81.11_893