食料自給率向上に資する地下水位制御システムおよびGPSレベラーの普及

水田農業においては,担い手農家への一層の農地集積を図り,経営規模拡大と大区画化,田畑輪換による麦や大豆,野菜類などの増産を図ることが食料自給率向上への課題となっている。本報ではこれらの課題解決に資する技術として開発された地下水位制御システムの転作大豆栽培時の安定多収効果やその際に新たな用水需要となる地下灌漑用水量の把握,またシステムの維持管理に係わる補助孔の経年劣化やシステム導入適地の知見の蓄積を図った。また,大規模省力化営農に不可欠なレベラーでは,GPSレベラーを用いることで効率的な運土が可能となり従来技術に比べて均平作業が約4割短縮するとともに畦畔撤去による大区画も容易に実現することができ...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Suido no chi 2013, Vol.81(10), pp.789-792,a1
Hauptverfasser: 若杉, 晃介, 原口, 暢朗, 瑞慶村, 知佳, 川野, 浩一, 藤森, 新作
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:水田農業においては,担い手農家への一層の農地集積を図り,経営規模拡大と大区画化,田畑輪換による麦や大豆,野菜類などの増産を図ることが食料自給率向上への課題となっている。本報ではこれらの課題解決に資する技術として開発された地下水位制御システムの転作大豆栽培時の安定多収効果やその際に新たな用水需要となる地下灌漑用水量の把握,またシステムの維持管理に係わる補助孔の経年劣化やシステム導入適地の知見の蓄積を図った。また,大規模省力化営農に不可欠なレベラーでは,GPSレベラーを用いることで効率的な運土が可能となり従来技術に比べて均平作業が約4割短縮するとともに畦畔撤去による大区画も容易に実現することができた。
ISSN:1882-2770
1884-7196
DOI:10.11408/jjsidre.81.10_789