秋ギク「月姫」の育成と繁殖特性改善のための系統選抜

「月姫」は,電照打切り後の到花日数が短く,花色が濃黄で側枝が少なく,花茎上部のボリュームが優れる品種の育成を目標に,福岡県農林業総合試験場において黄色系秋ギク12系統の人工交配および自然交配によって得られた実生個体から育成された。「月姫」は10月下旬に自然開花する秋ギクで,側枝が極めて少ないため摘蕾作業を省力できるが,挿し穂収量が少ない。そこで,繁殖特性の改善のために「月姫」を母本に系統選抜を実施し,挿し穂の収量が多い系統「10T5」を育成した。...

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Veröffentlicht in:福岡県農林業総合試験場研究報告 2015-03 (1), p.65-70
Hauptverfasser: 中村, 知佐子, 谷川, 孝弘, 松野, 孝敏, 國武, 利浩
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「月姫」は,電照打切り後の到花日数が短く,花色が濃黄で側枝が少なく,花茎上部のボリュームが優れる品種の育成を目標に,福岡県農林業総合試験場において黄色系秋ギク12系統の人工交配および自然交配によって得られた実生個体から育成された。「月姫」は10月下旬に自然開花する秋ギクで,側枝が極めて少ないため摘蕾作業を省力できるが,挿し穂収量が少ない。そこで,繁殖特性の改善のために「月姫」を母本に系統選抜を実施し,挿し穂の収量が多い系統「10T5」を育成した。
ISSN:2189-4876