Unmanned aerial vehicle(UAV)と画像解析法を利用した牧草個体簡易選抜法の開発

牧草育種分野の効率的・客観的な選抜評価法の開発のため,本研究はUAVと画像解析法を利用した。オーチャードグラス圃場において,育種家評価点と画像解析による個体面積およびGreen Red Vegetation Index(GRVI)では三者間で高い相関が得られ,GRVIの有用性が示唆された。他のオーチャードグラスとイタリアンライグラス圃場の育種家評点とGRVIでも高い相関が得られた。曇天下と晴天下の画像のGRVI間の相関は高かった。異なる撮影高度のGRVIを比較した結果,100mまではほぼ同様であった。GRVIを相対値に変換したrGRVIを用いて,オーチャードグラスの育種選抜を行ったところ,約半...

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Veröffentlicht in:Nippon Sōchi Gakkaishi 2019-04, Vol.65 (1), p.8-14
Hauptverfasser: 秋山, 征夫, 久保田, 明人, 藤森, 雅博, 眞田, 康治
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:牧草育種分野の効率的・客観的な選抜評価法の開発のため,本研究はUAVと画像解析法を利用した。オーチャードグラス圃場において,育種家評価点と画像解析による個体面積およびGreen Red Vegetation Index(GRVI)では三者間で高い相関が得られ,GRVIの有用性が示唆された。他のオーチャードグラスとイタリアンライグラス圃場の育種家評点とGRVIでも高い相関が得られた。曇天下と晴天下の画像のGRVI間の相関は高かった。異なる撮影高度のGRVIを比較した結果,100mまではほぼ同様であった。GRVIを相対値に変換したrGRVIを用いて,オーチャードグラスの育種選抜を行ったところ,約半数が育種家選抜と同一個体であった。以上により,rGRVIを指標に用いた選抜の可能性が示唆された。
ISSN:0447-5933
DOI:10.14941/grass.65.8