中型ショベル系掘削機を用いた作業道の作設能率と経費
近年,作業道の作設にあたって,バケット容量が0.45m3(0.45クラス)の中型バックホウが多用されている。本研究の目的は,0.45クラスのバックホウを用いた作業道の作設時間に関する予測式を作成し,作設経費の見積もりを可能にすることである。予測式を作成するため,富山県内の12路線の26区間において0.45クラスのバックホウを用い作業道を作設し,作業時間の測定を行った。その結果,平均作設速度は設計幅員3.0mの作業道において16.2m/hrとなり,設計幅員2.5mの作業道において18.6m/hrとなった。作業道の作設時間を予測するため,土工作業時間予測式と伐根処理時間予測式を作成した。土工作業時...
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Veröffentlicht in: | 富山県農林水産総合技術センター森林研究所研究報告 2015-03 (7), p.43-50 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 近年,作業道の作設にあたって,バケット容量が0.45m3(0.45クラス)の中型バックホウが多用されている。本研究の目的は,0.45クラスのバックホウを用いた作業道の作設時間に関する予測式を作成し,作設経費の見積もりを可能にすることである。予測式を作成するため,富山県内の12路線の26区間において0.45クラスのバックホウを用い作業道を作設し,作業時間の測定を行った。その結果,平均作設速度は設計幅員3.0mの作業道において16.2m/hrとなり,設計幅員2.5mの作業道において18.6m/hrとなった。作業道の作設時間を予測するため,土工作業時間予測式と伐根処理時間予測式を作成した。土工作業時間予測式は地山傾斜と実測幅員を説明変数として使用し,伐根処理時間予測式は支障木の胸高直径と地山傾斜を説明変数として使用した。これらの予測式から求めた作設経費は設計幅員3.0mの作業道において269~574円/mとなり,設計幅員2.5mの作業道において235~493円/mとなった。0.45クラスのバックホウを用いた作業道の作設経費はより小型のバックホウを使用した場合に比べ低くなることが確認された。 |
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ISSN: | 1883-7298 |