多雪地帯スギ人工林での搬出間伐における伐り捨て木発生量の推定
搬出間伐を行った林分において,搬出されずに林内に放置される伐採木(伐り捨て木)が一定の割合で存在する。こうした伐り捨て木の発生量や発生条件については不明な点が多く,出材量や収益に関する予測精度の低下の原因となっている。そこで本研究では,搬出間伐を行った10箇所のスギ林分で伐り捨て木の発生量を調査するとともに,伐り捨て木の発生量と胸高直径,根元曲がりおよびその他の欠点などとの関係について解析を行った。さらに,これらの関係を用いて伐り捨て木発生量の予測式を作成した。伐採木に対する伐り捨て木の材積割合は林分によって最小0%から最大49%まで差があった。伐り捨ては,根元曲がりのある小径木において高い頻...
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Veröffentlicht in: | 富山県農林水産総合技術センター森林研究所研究報告 2015-03 (7), p.38-42 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 搬出間伐を行った林分において,搬出されずに林内に放置される伐採木(伐り捨て木)が一定の割合で存在する。こうした伐り捨て木の発生量や発生条件については不明な点が多く,出材量や収益に関する予測精度の低下の原因となっている。そこで本研究では,搬出間伐を行った10箇所のスギ林分で伐り捨て木の発生量を調査するとともに,伐り捨て木の発生量と胸高直径,根元曲がりおよびその他の欠点などとの関係について解析を行った。さらに,これらの関係を用いて伐り捨て木発生量の予測式を作成した。伐採木に対する伐り捨て木の材積割合は林分によって最小0%から最大49%まで差があった。伐り捨ては,根元曲がりのある小径木において高い頻度で発生した。また,本論で作成した切り捨て木発生確率予測式を用いることによって,伐り捨て木発生量を実用的な精度で推定できることを示した。 |
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ISSN: | 1883-7298 |