不耕起対応トウモロコシ播種機を用いた栽培試験(4)

不耕起対応トウモロコシ播種機を用いて、飼料用トウモロコシの春播き、夏作および二期作の栽培試験を行い、以下の結果を得た。春播き(イタリアンライグラス1番草跡地)3/16~7/21 非選択性除草剤の散布時期と非選択性除草剤と茎葉処理剤との併用処理について検討した。その結果、不耕起区において、非選択性除草剤の散布を播種前後に行うことにより、乾物収量が、慣行の耕起栽培と同程度得られた。夏作(イタリアンライグラス2番草跡地)5/17~8/8 前作牧草を収穫後、イタリアンライグラス3番草を3~4葉期まで再生させ、非選択性除草剤で枯殺した残渣のマルチ材利用について検討した。雑草防除効果は殆ど認められず、茎葉...

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Veröffentlicht in:徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division, 2017-03 (16), p.52-57
Hauptverfasser: 西岡, 謙二, 馬木, 康隆, 福井, 弘之
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:不耕起対応トウモロコシ播種機を用いて、飼料用トウモロコシの春播き、夏作および二期作の栽培試験を行い、以下の結果を得た。春播き(イタリアンライグラス1番草跡地)3/16~7/21 非選択性除草剤の散布時期と非選択性除草剤と茎葉処理剤との併用処理について検討した。その結果、不耕起区において、非選択性除草剤の散布を播種前後に行うことにより、乾物収量が、慣行の耕起栽培と同程度得られた。夏作(イタリアンライグラス2番草跡地)5/17~8/8 前作牧草を収穫後、イタリアンライグラス3番草を3~4葉期まで再生させ、非選択性除草剤で枯殺した残渣のマルチ材利用について検討した。雑草防除効果は殆ど認められず、茎葉処理剤を省略した場合、雑草競合が顕著だった。不耕起栽培は、慣行の耕起栽培より、有意に乾物収量が低下した。二期作(不耕起トウモロコシ跡地)7/25~11/10 非選択性除草剤の有無について検討した。非選択性除草剤を省略した場合は、前作収穫跡地に発生していたメヒシバ、ツユクサと競合し、トウモロコシの生育遅延を招いたので、非選択性除草剤による前処理は必要と考えられた。非選択性除草剤を使用した不耕起栽培の乾物収量は、慣行の耕起栽培よりも多く得られた。
ISSN:2188-6083