舌扁平上皮癌に対して舌全摘出術を実施した犬の1例

15歳3ヶ月齢の未去勢雄のミニチュア・ピンシャーが摂食困難を主訴に来院した。口腔内検査にて舌小体付着部正中にSCCを認め、腫瘍の完全切除を目的に舌全摘出術を実施した。術後は胃瘻チューブによる補助的な飲水管理を必要としたが自力採食は可能であり、術後18ヶ月生存した。悪性度が極めて高い舌SCCに対しても舌全摘出術を行うことで局所再発を防ぎ、飼主が満足できるQOLを維持することが可能であった。...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本獣医麻酔外科学雑誌 2016, Vol.47(2), pp.33-37
Hauptverfasser: 鈴木, 陽彦, 菅野, 信之, 赤澤, 明彦, 早川, 陽子, 手塚, あさみ, 森, 啓太, 松浦, 功泰, 奥中, 麗衣, 白石, 陽造
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:15歳3ヶ月齢の未去勢雄のミニチュア・ピンシャーが摂食困難を主訴に来院した。口腔内検査にて舌小体付着部正中にSCCを認め、腫瘍の完全切除を目的に舌全摘出術を実施した。術後は胃瘻チューブによる補助的な飲水管理を必要としたが自力採食は可能であり、術後18ヶ月生存した。悪性度が極めて高い舌SCCに対しても舌全摘出術を行うことで局所再発を防ぎ、飼主が満足できるQOLを維持することが可能であった。
ISSN:2189-6623
2189-6631
DOI:10.2327/jjvas.47.33