河川における冷水病原因菌Fravobacterium psychrophilum保菌状況および塩基配列の比較(平成28年度)
冷水病はアユ漁業に深刻な被害をもたらしていますが,感染経路や遺伝子型は発生地域や発生時期により異なると考えられます。そこで本試験では,県内における冷水病原因菌の保菌状況と遺伝子型について調べました。その結果,天然遡上アユや天然アユ成魚(未発症魚),その他の在来魚からはB型のみが,河川の発症魚からはA型のみが検出され,塩基配列の変異もほとんどありませんでした。感染経路については不明ですが,すでに冷水病が発生した河川から周囲の河川に感染が広がっている可能性があるため,蔓延を防止する措置が必要です。...
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Veröffentlicht in: | 栃木県水産試験場研究報告 2018-03 (61), p.19-20 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 冷水病はアユ漁業に深刻な被害をもたらしていますが,感染経路や遺伝子型は発生地域や発生時期により異なると考えられます。そこで本試験では,県内における冷水病原因菌の保菌状況と遺伝子型について調べました。その結果,天然遡上アユや天然アユ成魚(未発症魚),その他の在来魚からはB型のみが,河川の発症魚からはA型のみが検出され,塩基配列の変異もほとんどありませんでした。感染経路については不明ですが,すでに冷水病が発生した河川から周囲の河川に感染が広がっている可能性があるため,蔓延を防止する措置が必要です。 |
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ISSN: | 1340-8585 |