豚組織中のアセトアミノフェン残留分析法の検討

豚組織中に残留するアセトアミノフェンのHPLC-UVを用いた分析法を検討した。試料をアセトニトリルとヘキサンで分配抽出後、Oasis HLBカートリッジにより精製した試験溶液をHPLC-UVで測定したところ、基準値レベルのアセトアミノフェンを良好なピーク形状で分離・検出することができた。この方法を用いて豚肝臓及び筋肉について添加回収実験を行ったところ、回収率は78.8及び75.1%、変動係数は3.6及び2.3%と良好な結果が得られた。以上より本法は、豚におけるアセトアミノフェンの残留分析法としての有用性が示唆された。...

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Veröffentlicht in:愛知県衛生研究所報 2018-03 (68), p.33-40
Hauptverfasser: 堀田, 沙希, 後藤, 智美, 市川, 義多加, 猪飼, 誉友, 渡邉, 美奈恵, 小池, 恭子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:豚組織中に残留するアセトアミノフェンのHPLC-UVを用いた分析法を検討した。試料をアセトニトリルとヘキサンで分配抽出後、Oasis HLBカートリッジにより精製した試験溶液をHPLC-UVで測定したところ、基準値レベルのアセトアミノフェンを良好なピーク形状で分離・検出することができた。この方法を用いて豚肝臓及び筋肉について添加回収実験を行ったところ、回収率は78.8及び75.1%、変動係数は3.6及び2.3%と良好な結果が得られた。以上より本法は、豚におけるアセトアミノフェンの残留分析法としての有用性が示唆された。
ISSN:0515-7803