搾汁方法の違いによる宮崎県産日向夏果汁の成分変化

宮崎県産日向夏を原料に,3種類の搾汁機(パルパー式,インライン式,ベルト式)を用いて搾汁し,その成分を比較した。また,搾汁前の処理や,搾汁時の圧力の違いについても比較を行った。糖や有機酸などの主成分に差は認められなかったが,フラボノイド類と香気成分に大きな違いが認められた。香気成分は,果皮のないもの,ブランチングを行ったもので少なくなった。フラボノイド類は,インライン式が多く,ベルト式が少なかった。このことから,搾汁方法を選択することで,利用目的に応じた果汁を製造可能であると考えられた。...

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Veröffentlicht in:研究報告 = Report of Miyazaki Prefecture Industrial Technology Center & Miyazaki Prefectural Food & R&D Center 2018-02 (61), p.51-56
Hauptverfasser: 高橋, 克嘉, 福山, 明子, 柚木崎, 千鶴子, 山田, 和史
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:宮崎県産日向夏を原料に,3種類の搾汁機(パルパー式,インライン式,ベルト式)を用いて搾汁し,その成分を比較した。また,搾汁前の処理や,搾汁時の圧力の違いについても比較を行った。糖や有機酸などの主成分に差は認められなかったが,フラボノイド類と香気成分に大きな違いが認められた。香気成分は,果皮のないもの,ブランチングを行ったもので少なくなった。フラボノイド類は,インライン式が多く,ベルト式が少なかった。このことから,搾汁方法を選択することで,利用目的に応じた果汁を製造可能であると考えられた。
ISSN:1345-5974