LED光照射がシイタケの形質等に及ぼす影響
当県の生シイタケの9割以上が菌床栽培で生産されており,生産経費の削減や生産効率の向上,生産物の高付加価値化を実現する新たな栽培技術の開発が求められている。そこで,LED利用によるシイタケの形質等の制御技術の開発を目指して検討を行った。発生段階の光環境の違いがシイタケの形質にどのような影響を及ぼすのか調査するため,異なる光環境で菌床シイタケの栽培実験を行った結果,青色に近い波長領域の光環境と,赤色および黄色の光環境とでは,傘の色の濃淡,柄の長さ等性質の異なる子実体となる傾向が示され,子実体発生時の光環境を制御することで,子実体の形質を制御できる可能性があることが分かった。...
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Veröffentlicht in: | 研究報告 = Report of Miyazaki Prefecture Industrial Technology Center & Miyazaki Prefectural Food & R&D Center 2018-02 (61), p.29-32 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 当県の生シイタケの9割以上が菌床栽培で生産されており,生産経費の削減や生産効率の向上,生産物の高付加価値化を実現する新たな栽培技術の開発が求められている。そこで,LED利用によるシイタケの形質等の制御技術の開発を目指して検討を行った。発生段階の光環境の違いがシイタケの形質にどのような影響を及ぼすのか調査するため,異なる光環境で菌床シイタケの栽培実験を行った結果,青色に近い波長領域の光環境と,赤色および黄色の光環境とでは,傘の色の濃淡,柄の長さ等性質の異なる子実体となる傾向が示され,子実体発生時の光環境を制御することで,子実体の形質を制御できる可能性があることが分かった。 |
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ISSN: | 1345-5974 |