中性トリス緩衝液を用いたケイ酸質資材中の可給態ケイ酸評価法

シリカゲル肥料を含めたケイ酸質資材をトリス緩衝液カラム浸出法により溶出させ,溶出したケイ酸について調査した.トリス緩衝液カラム浸出法による各ケイ酸質資材の144時間に溶出する累積ケイ酸溶出量は,①シリカゲル肥料を除き,水–弱酸性陽イオン交換樹脂抽出法によるケイ酸抽出量と高い相関関係が認められ,②シリカゲル肥料を含め,ポット栽培試験で求めた水稲のケイ酸吸収量と高い相関関係があることから,ケイ酸質資材の可給態ケイ酸の評価法として有効であると考えられた....

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Veröffentlicht in:Nippon dojō hiryōgaku zasshi 2018/02/05, Vol.89(1), pp.26-30
Hauptverfasser: 田淵, 浩平, 山下, 耕生, 新妻, 成一, 小林, 新
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:シリカゲル肥料を含めたケイ酸質資材をトリス緩衝液カラム浸出法により溶出させ,溶出したケイ酸について調査した.トリス緩衝液カラム浸出法による各ケイ酸質資材の144時間に溶出する累積ケイ酸溶出量は,①シリカゲル肥料を除き,水–弱酸性陽イオン交換樹脂抽出法によるケイ酸抽出量と高い相関関係が認められ,②シリカゲル肥料を含め,ポット栽培試験で求めた水稲のケイ酸吸収量と高い相関関係があることから,ケイ酸質資材の可給態ケイ酸の評価法として有効であると考えられた.
ISSN:0029-0610
2424-0583
DOI:10.20710/dojo.89.1_26