北海道沿岸域におけるケガニの齢期と甲長

北海道におけるケガニの形態による齢期判別と甲長組成解析から齢期と甲長の関係を明らかにするとともに,標識放流試験,標本採集,および飼育実験から得られた脱皮前後甲長を基に定差成長式を算出した。甲長組成解析と定差成長式から得られた齢期別甲長には大きな差がなく,両者の結果は妥当と考えられた。また,北海道の3海域における雄(9齢期以上)の定差成長式に有意差はなかったことから,北海道の雄成体の定差成長式として,Ln+1=1.035Ln+10.575を提示した。...

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Veröffentlicht in:Nippon Suisan Gakkaishi 2016, Vol.82(6), pp.891-898
Hauptverfasser: 三原, 栄次, 美坂, 正, 佐々木, 潤, 田中, 伸幸, 三原, 行雄, 安永, 倫明
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Zusammenfassung:北海道におけるケガニの形態による齢期判別と甲長組成解析から齢期と甲長の関係を明らかにするとともに,標識放流試験,標本採集,および飼育実験から得られた脱皮前後甲長を基に定差成長式を算出した。甲長組成解析と定差成長式から得られた齢期別甲長には大きな差がなく,両者の結果は妥当と考えられた。また,北海道の3海域における雄(9齢期以上)の定差成長式に有意差はなかったことから,北海道の雄成体の定差成長式として,Ln+1=1.035Ln+10.575を提示した。
ISSN:0021-5392
1349-998X
DOI:10.2331/suisan.16-00021