PNA クランピングを用いたヒラメ稚魚と稚アオリイカにおける食性解析の試み

ヒラメとアオリイカの 16S rDNA 領域で設計した各種特異的オリゴペプチド核酸(PNA)を加えた PCR 反応系では各種 16S rDNA 断片は増幅されなかった。ヒラメ稚魚と稚アオリイカ胃内容物抽出 DNA に PNA を加えた PCR 産物のクローンはほぼ全て異種 16S rDNA を持っていた。ヒラメ稚魚 11 個体中 9 個体からハゼ類が検出され,他の 2 個体でそれぞれクロサギとカタクチイワシが検出された。稚アオリイカ 9 個体中 2 個体からもカタクチイワシが検出されたが,他の 7 個体では解読配列が短く魚種特定できなかった。...

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Veröffentlicht in:Nippon Suisan Gakkaishi 2016, Vol.82(2), pp.102-111
Hauptverfasser: 手賀, 太郎, 丹羽, 健太郎, 張, 成年
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:ヒラメとアオリイカの 16S rDNA 領域で設計した各種特異的オリゴペプチド核酸(PNA)を加えた PCR 反応系では各種 16S rDNA 断片は増幅されなかった。ヒラメ稚魚と稚アオリイカ胃内容物抽出 DNA に PNA を加えた PCR 産物のクローンはほぼ全て異種 16S rDNA を持っていた。ヒラメ稚魚 11 個体中 9 個体からハゼ類が検出され,他の 2 個体でそれぞれクロサギとカタクチイワシが検出された。稚アオリイカ 9 個体中 2 個体からもカタクチイワシが検出されたが,他の 7 個体では解読配列が短く魚種特定できなかった。
ISSN:0021-5392
1349-998X
DOI:10.2331/suisan.15-00048