欧州製先進林業機械を活用した架線系作業システムに関する研究(2) : 欧州製タワーヤーダを地域で活用するための検討
導入されたタワーヤーダについて、香美地域で効率的に活用するために調査を行った。その結果、架線下の集材作業時間は、荷掛量との間に明確な傾向がなく、集材距離と高い相関が認められた。荷上げ作業時間は、横取り距離が0mの架線下に対し、平均横取り距離が25.7mの横取り集材では約4倍の時間を要した。荷上げ時間は、荷掛量との間に明確な傾向がなく、横取り距離と高い相関が認められた。労働生産性では、1線当たりの収穫量が多いほど架設・撤去などの副作業の生産性向上に寄与し、収穫対象の立木単木材積が大きいほど集材の生産性が大きくなる。また、中間サポートを設置した場合の主索張力および中間サポートにかかる荷重を調査した...
Gespeichert in:
Veröffentlicht in: | 高知県立森林技術センター研究報告 = Bulletin of Kochi Prefectural Forest Technology Center 2016-03 (40), p.17-46 |
---|---|
Hauptverfasser: | , , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
Tags: |
Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
|
Zusammenfassung: | 導入されたタワーヤーダについて、香美地域で効率的に活用するために調査を行った。その結果、架線下の集材作業時間は、荷掛量との間に明確な傾向がなく、集材距離と高い相関が認められた。荷上げ作業時間は、横取り距離が0mの架線下に対し、平均横取り距離が25.7mの横取り集材では約4倍の時間を要した。荷上げ時間は、荷掛量との間に明確な傾向がなく、横取り距離と高い相関が認められた。労働生産性では、1線当たりの収穫量が多いほど架設・撤去などの副作業の生産性向上に寄与し、収穫対象の立木単木材積が大きいほど集材の生産性が大きくなる。また、中間サポートを設置した場合の主索張力および中間サポートにかかる荷重を調査した。その結果、主索張力は、空搬器走行時および実搬器走行時ともに、各支間中間点で大きくなり、中間サポート通過地点では、空・実搬器ともにほぼ同一の張力を示した。中間サポートにかかる荷重は、前後のスパン内に搬器が入ってきて影響を受け、搬器がサポート直下で最大値となることが明らかとなった。 |
---|---|
ISSN: | 1348-6004 |