黒さつま鶏の飼養管理技術の向上に関する研究
2006年度に本県で開発した交雑鶏の黒さつま鶏のブランド力向上を図るため,出荷日齢及び飼料用米給与等の飼養管理技術について検討した。出荷日齢は,雄では育成率を考慮すると126日齢,雌では産卵開始時期を考慮すると147日齢までの出荷が適正であった。飼料用米給与については,出荷前2週間の仕上飼料中の穀類の25%,50%を飼料用米で代替した結果,発育や産肉性に差はなかった。また,出荷前2週間の仕上飼料の10%,20%を飼料用米で代替した結果,飼料用米を含まない仕上げ飼料と同等の発育を示し,むね肉の硬さは飼料用米の代替割合の増加に伴い柔らかくなる傾向にあった。これらの成果をもとに,「黒さつま鶏飼養マニ...
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Veröffentlicht in: | 鹿児島県農業開発総合センター研究報告 2017-03 (11), p.101-110 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 2006年度に本県で開発した交雑鶏の黒さつま鶏のブランド力向上を図るため,出荷日齢及び飼料用米給与等の飼養管理技術について検討した。出荷日齢は,雄では育成率を考慮すると126日齢,雌では産卵開始時期を考慮すると147日齢までの出荷が適正であった。飼料用米給与については,出荷前2週間の仕上飼料中の穀類の25%,50%を飼料用米で代替した結果,発育や産肉性に差はなかった。また,出荷前2週間の仕上飼料の10%,20%を飼料用米で代替した結果,飼料用米を含まない仕上げ飼料と同等の発育を示し,むね肉の硬さは飼料用米の代替割合の増加に伴い柔らかくなる傾向にあった。これらの成果をもとに,「黒さつま鶏飼養マニュアル」作成の一助とした。 |
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ISSN: | 1881-8609 |