豚のEntamoeba属原虫感染による潰瘍性大腸炎

削痩が認められた83日齢の肥育豚2頭について,病性鑑定を実施した.2頭ともに潰瘍性大腸炎が広範囲に認められ,病変部組織には多数のEntamoeba属原虫の栄養型が認められた.遺伝子解析の結果より,同原虫はE. poleckiサブタイプ3であった.病理学,細菌学及びウイルス学的検索から,この原虫が病態発現に関与したことが示唆された....

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Veröffentlicht in:Nippon Juishikai zasshi 2016/07/20, Vol.69(7), pp.389-393
Hauptverfasser: 矢口, 裕司, 松林, 誠, 板橋, 知子, 藤井, 勇紀, 小貫, 登輝夫, 笹井, 和美, 小林, 勝, 芝原, 友幸
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:削痩が認められた83日齢の肥育豚2頭について,病性鑑定を実施した.2頭ともに潰瘍性大腸炎が広範囲に認められ,病変部組織には多数のEntamoeba属原虫の栄養型が認められた.遺伝子解析の結果より,同原虫はE. poleckiサブタイプ3であった.病理学,細菌学及びウイルス学的検索から,この原虫が病態発現に関与したことが示唆された.
ISSN:0446-6454
2186-0211
DOI:10.12935/jvma.69.389