スプレーカーネーション新品種「カーネ愛知7号」の育成

中晩生のスプレーカーネーション品種「カーネ愛知7号」を育成した。本品種は、中早生で淡黄緑色の地に鮮赤紫色の縁取りの花を持つ系統「05sp40I6A」を種子親、中生で赤地に白の覆輪花を持つ系統「05sp111A90A」を花粉親に用いて2007年に交配を行い、以後選抜を繰り返して2013年に育成を完了した。花色は、ベージュの地色に先端部が淡いピンクの覆輪である。採花後徐々に、花弁のピンクが抜けて、ベージュの地色も緑黄色へと花色変化していく特徴がある。開花の早晩は中晩生で、対照品種(「ミルクティ」及び「ライトピンクバーバラ」)と比較して茎の伸長性に優れ、開花時の節数が多く、秀品率も高いなどの優れた特...

Ausführliche Beschreibung

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:愛知県農業総合試験場研究報告 = Research bulletin of the Aichi-ken Agricultural Research Center 2015-12 (47), p.139-142
Hauptverfasser: 久米, 貴志, 服部, 裕美, 大石, 一史, 平野, 哲司, 奥村, 義秀, 犬伏, 加恵, 稲吉, 由佳, 二村, 幹雄, 山口, 徳之
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:中晩生のスプレーカーネーション品種「カーネ愛知7号」を育成した。本品種は、中早生で淡黄緑色の地に鮮赤紫色の縁取りの花を持つ系統「05sp40I6A」を種子親、中生で赤地に白の覆輪花を持つ系統「05sp111A90A」を花粉親に用いて2007年に交配を行い、以後選抜を繰り返して2013年に育成を完了した。花色は、ベージュの地色に先端部が淡いピンクの覆輪である。採花後徐々に、花弁のピンクが抜けて、ベージュの地色も緑黄色へと花色変化していく特徴がある。開花の早晩は中晩生で、対照品種(「ミルクティ」及び「ライトピンクバーバラ」)と比較して茎の伸長性に優れ、開花時の節数が多く、秀品率も高いなどの優れた特性を持つ。
ISSN:0388-7995