カバークロップを利用した不耕起栽培におけるカボチャの生育・収量に及ぼすセル成型苗定植および窒素施用量の影響

カバークロップを利用したカボチャの不耕起栽培において、セル成型苗定植と窒素施用量を検討した。カバークロップとしてエンバクとヘアリーベッチを用い、これらを秋まきで栽培し、翌春、エンバクは刈り倒して全面に敷き、ヘアリーベッチはカボチャ定植部分では刈り倒して敷草とし、うね間はリビングマルチとした。不耕起栽培でのカバークロップの雑草抑制効果とカボチャの生育・収量は、敷わらを行った耕起栽培と同等以上であったことから、エンバクやヘアリーベッチを利用した不耕起栽培が可能と考えられた。ヘアリーベッチを利用した栽培では、窒素施用量を削減しても収量や生育量が減少することはなく、ヘアリーベッチの利用により窒素の削減...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:愛知県農業総合試験場研究報告 = Research bulletin of the Aichi-ken Agricultural Research Center 2015-12 (47), p.135-138
Hauptverfasser: 浅野, 裕司, 番, 喜宏
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:カバークロップを利用したカボチャの不耕起栽培において、セル成型苗定植と窒素施用量を検討した。カバークロップとしてエンバクとヘアリーベッチを用い、これらを秋まきで栽培し、翌春、エンバクは刈り倒して全面に敷き、ヘアリーベッチはカボチャ定植部分では刈り倒して敷草とし、うね間はリビングマルチとした。不耕起栽培でのカバークロップの雑草抑制効果とカボチャの生育・収量は、敷わらを行った耕起栽培と同等以上であったことから、エンバクやヘアリーベッチを利用した不耕起栽培が可能と考えられた。ヘアリーベッチを利用した栽培では、窒素施用量を削減しても収量や生育量が減少することはなく、ヘアリーベッチの利用により窒素の削減が可能と考えられた。セル成型苗定植栽培の収量は、ポット苗定植栽培と同程度で、作土の固い不耕起栽培では、植穴の小さいセル成型苗の利用が有効であると考えられた。
ISSN:0388-7995