芽の数と気温がサフラン子球生産とクロシン総量に及ぼす影響

植物工場でサフランの最適な栽培環境条件を解明するため,芽の数,子球形成期の低温処理の有無および子球肥大期の温度条件に注目し栽培を行った.全試験区で20 g以上の子球が収穫できたこととクロシン総量は芽が2つの試験区の方が大きくなるという結果から芽の数は2つが良いと考えられた.子球形成期の低温処理はサフランの子球形成には必要がなかった.子球肥大期に低温条件にすると子球重量とクロシン濃度が大きくなる傾向が見られた.以上の結果,植物工場でサフランを栽培する最適な条件は芽が2つで子球肥大期には低温条件にすることであると考えられる....

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Veröffentlicht in:植物環境工学 2015/12/01, Vol.27(4), pp.204-212
Hauptverfasser: 宮川, 沙千, 伊藤, 博通, 宇野, 雄一, 黒木, 信一郎, 宮地, 大樹, 北秋, 広徳, 植田, 頼親, 小林, 眞土, 鍛治, 研一
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:植物工場でサフランの最適な栽培環境条件を解明するため,芽の数,子球形成期の低温処理の有無および子球肥大期の温度条件に注目し栽培を行った.全試験区で20 g以上の子球が収穫できたこととクロシン総量は芽が2つの試験区の方が大きくなるという結果から芽の数は2つが良いと考えられた.子球形成期の低温処理はサフランの子球形成には必要がなかった.子球肥大期に低温条件にすると子球重量とクロシン濃度が大きくなる傾向が見られた.以上の結果,植物工場でサフランを栽培する最適な条件は芽が2つで子球肥大期には低温条件にすることであると考えられる.
ISSN:1880-2028
1880-3563
DOI:10.2525/shita.27.204