アワビモ Ulvella lens と稚貝の匍匐粘液に針型珪藻 Cylindrotheca closterium を付着させた板によるエゾアワビ採苗法の検討

好適餌料珪藻 Cylindrotheca closterium (針型珪藻)を用いた新たなエゾアワビの採苗法を開発するため,針型珪藻のみが付着した板(針型珪藻板),アワビモ Ulvella lens と稚貝の匍匐粘液が付着した板(アワビモ粘液板),およびそれらを併用した板(アワビモ粘液+針型珪藻板)に対する幼生の着底・変態率,初期稚貝の生残率・成長速度を比較した。その結果,アワビモ粘液+針型珪藻板では,安定的に高い幼生の着底・変態率,および従来法の 1 つであるアワビモ粘液板に比べて高い稚貝の生残率と成長速度が得られた。...

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Veröffentlicht in:Nippon Suisan Gakkaishi 2015, Vol.81(6), pp.995-997
Hauptverfasser: 松本, 有記雄, 野呂, 忠勝, 高見, 秀輝, 藤浪, 祐一郎, 久慈, 康支, 河村, 知彦
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:好適餌料珪藻 Cylindrotheca closterium (針型珪藻)を用いた新たなエゾアワビの採苗法を開発するため,針型珪藻のみが付着した板(針型珪藻板),アワビモ Ulvella lens と稚貝の匍匐粘液が付着した板(アワビモ粘液板),およびそれらを併用した板(アワビモ粘液+針型珪藻板)に対する幼生の着底・変態率,初期稚貝の生残率・成長速度を比較した。その結果,アワビモ粘液+針型珪藻板では,安定的に高い幼生の着底・変態率,および従来法の 1 つであるアワビモ粘液板に比べて高い稚貝の生残率と成長速度が得られた。
ISSN:0021-5392
1349-998X
DOI:10.2331/suisan.81.995