ステロイドホルモンとサケ脳下垂体を用いたタイリクバラタナゴの人工催熟

タナゴ亜科に属する魚類は,特異な繁殖生態を持つため人工繁殖が難しく,生息域外保存に向けた技術開発が十分に進められていない。本研究では,外来の担名亜種であるタイリクバラタナゴRhodeus ocellatus ocellatusを実験材料として,ホルモン投与による完全な人為環境下におけるタナゴ亜科魚類の繁殖技術の開発を試みた。本研究では,17α-OHP(0.01μg/g)とサケ脳下垂体(200μg/g)を用いて投与実験を行なった。産卵管の伸長効果は,17α-OHPとサケ脳下垂体の両方に認められ(Steel-dwass test,P...

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Veröffentlicht in:Suisan Zoshoku 2015-06, Vol.63 (2), p.151-158
Hauptverfasser: 小田, 優花, 北川, 哲郎, 細谷, 和海
Format: Artikel
Sprache:eng ; jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:タナゴ亜科に属する魚類は,特異な繁殖生態を持つため人工繁殖が難しく,生息域外保存に向けた技術開発が十分に進められていない。本研究では,外来の担名亜種であるタイリクバラタナゴRhodeus ocellatus ocellatusを実験材料として,ホルモン投与による完全な人為環境下におけるタナゴ亜科魚類の繁殖技術の開発を試みた。本研究では,17α-OHP(0.01μg/g)とサケ脳下垂体(200μg/g)を用いて投与実験を行なった。産卵管の伸長効果は,17α-OHPとサケ脳下垂体の両方に認められ(Steel-dwass test,P
ISSN:0371-4217
DOI:10.11233/aquaculturesci.63.151