フリージア球根の貯蔵条件が促成効果に及ぼす影響(1) : 休眠打破のための高温貯蔵期間について
1. 冷蔵促成に使用するフリージアの休眠を早期に破り,促成栽培を安定させるために,1964年度には八丈島産ラインベルトゴールデンイエローを,また1965年度には同島産と沖永良部島産の各品種の球根を使用し,休眠を打破するのに有効な高温の期間ならびに短期間の高温処理による休眠打破の効果を供試した。2. その結果八丈島産球では,30℃で10~12週間以上貯蔵した場合正常な冷蔵効果が得られた。また堀取り直後に30℃6週間の高温処理を行ない,のち室温貯蔵した区が無処理室温貯蔵区に比較して著しく冷蔵感度は高まった。また沖永良部産球では無処理球でも冷蔵感度はかなり高かったが,早期に冷蔵した場合は30℃で2な...
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Veröffentlicht in: | 千葉県暖地園芸試験場研究報告 1969-03 (1), p.35-46 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 1. 冷蔵促成に使用するフリージアの休眠を早期に破り,促成栽培を安定させるために,1964年度には八丈島産ラインベルトゴールデンイエローを,また1965年度には同島産と沖永良部島産の各品種の球根を使用し,休眠を打破するのに有効な高温の期間ならびに短期間の高温処理による休眠打破の効果を供試した。2. その結果八丈島産球では,30℃で10~12週間以上貯蔵した場合正常な冷蔵効果が得られた。また堀取り直後に30℃6週間の高温処理を行ない,のち室温貯蔵した区が無処理室温貯蔵区に比較して著しく冷蔵感度は高まった。また沖永良部産球では無処理球でも冷蔵感度はかなり高かったが,早期に冷蔵した場合は30℃で2ないし6週間の高温処理により同様に冷蔵感度が著しく高まった。 |
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ISSN: | 0388-7774 |