高消化性ソルガム「葉月」を主原料に調製した発酵TMRの好気安定性
高消化性ソルガム「葉月」を主原料に調製した発酵TMRについて、貯蔵期間とその後の好気条件下における品質の安定性との関係を検討した。発酵TMRは「葉月」サイレージ、配合飼料および切断した稲ワラを撹拌混合後、小型ポリプロピレンサイロに踏圧密封して調製した。一定期間貯蔵後、サイロを開封して、別の小型ポリプロピレンサイロに移し、踏圧密封せず、開放状態で14日間放置した。試験は夏期と冬期の2回行った。その結果、夏期試験では貯蔵期間が7日以内の発酵TMRは、開封後の品温の上昇とともに品質が低下したが、14日以上貯蔵した発酵TMRは、開封後に発熱せず、14日間に亘って発酵品質を保持した。冬期試験では、貯蔵期...
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Veröffentlicht in: | 長野県畜産試験場研究報告 2011-07 (32), p.63-68 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 高消化性ソルガム「葉月」を主原料に調製した発酵TMRについて、貯蔵期間とその後の好気条件下における品質の安定性との関係を検討した。発酵TMRは「葉月」サイレージ、配合飼料および切断した稲ワラを撹拌混合後、小型ポリプロピレンサイロに踏圧密封して調製した。一定期間貯蔵後、サイロを開封して、別の小型ポリプロピレンサイロに移し、踏圧密封せず、開放状態で14日間放置した。試験は夏期と冬期の2回行った。その結果、夏期試験では貯蔵期間が7日以内の発酵TMRは、開封後の品温の上昇とともに品質が低下したが、14日以上貯蔵した発酵TMRは、開封後に発熱せず、14日間に亘って発酵品質を保持した。冬期試験では、貯蔵期間が経過しても、TMRの発酵が進まず、開封後も品温が上昇しなかった。 |
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ISSN: | 0389-3545 |