シートと暗渠管を利用した乳牛ふん尿の堆肥化技術

シートと通気用に暗渠管を利用した施設(通気管区)、シート上において2週間~1ヵ月間隔で切り返しを行う施設(切り返し区)およびシートのみで暗渠管を利用しない施設(無通気区)を設置し、春から秋にかけての乳牛ふん尿処理の性能を調査した。堆積6ヵ月後の通気管区と切り返し区の発酵温度、堆肥の色調、C/N比およびコマツナ種子の発芽率に差がみられず、腐熟度は同程度に進行した。一方、無通気区は腐熟の進行が不十分であり、れき汁の発生が見られた。また、切り返し区の表面の大腸菌群は検出限界以下であったが、通気管区および無通気区は表面から大腸菌群が検出された。...

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Veröffentlicht in:長野県畜産試験場研究報告 2009-12 (31), p.72-74
Hauptverfasser: 岸本, 剛, 水流, 正裕, 田中, 章人
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:シートと通気用に暗渠管を利用した施設(通気管区)、シート上において2週間~1ヵ月間隔で切り返しを行う施設(切り返し区)およびシートのみで暗渠管を利用しない施設(無通気区)を設置し、春から秋にかけての乳牛ふん尿処理の性能を調査した。堆積6ヵ月後の通気管区と切り返し区の発酵温度、堆肥の色調、C/N比およびコマツナ種子の発芽率に差がみられず、腐熟度は同程度に進行した。一方、無通気区は腐熟の進行が不十分であり、れき汁の発生が見られた。また、切り返し区の表面の大腸菌群は検出限界以下であったが、通気管区および無通気区は表面から大腸菌群が検出された。
ISSN:0389-3545