伊勢湾・小鈴谷干潟におけるヒメハゼの資源状況から見たクルマエビの効果的な放流時期

直接放流されているクルマエビの効果的な放流時期について,遺伝子解析技術と種苗生産レベルでの産卵制御技術を用いて生産した種苗の早期放流により検証した。4月に放流した種苗が漁獲物として再捕された比率は6月放流や8月放流に比べて非常に高く,早期放流が最も放流効果が高いことが示された。これは,放流域に優占して分布しているヒメハゼの放流種苗への食害程度が小さかったことと年内に漁獲サイズにまで成長できたことが影響していると考えられた。...

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Veröffentlicht in:愛知県水産試験場研究報告 2015-03 (20), p.1-9
Hauptverfasser: 原田, 誠, 野口, 大毅, 菅谷, 琢磨, 山本, 直生, 宮脇, 大, 川村, 耕平, 横山, 文彬, 小澤, 歳治, 阿知波, 英明, 服部, 克也
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:直接放流されているクルマエビの効果的な放流時期について,遺伝子解析技術と種苗生産レベルでの産卵制御技術を用いて生産した種苗の早期放流により検証した。4月に放流した種苗が漁獲物として再捕された比率は6月放流や8月放流に比べて非常に高く,早期放流が最も放流効果が高いことが示された。これは,放流域に優占して分布しているヒメハゼの放流種苗への食害程度が小さかったことと年内に漁獲サイズにまで成長できたことが影響していると考えられた。
ISSN:0919-7494