大豆加工品の新規DNA抽出法の検討

大豆加工品における遺伝子組換え食品の検査において、新規DNA抽出キット(GM quicker 3)によるDNA抽出法の適用の可否を調べるために、市販品を用いて検討した。GM quicker 3によるDNA抽出法と現在検査に使われているDNeasy Plant Maxi KitによるDNA抽出法を(1)吸光度による抽出DNA溶液の純度及び濃度、(2)ダイズ内在性のレクチン遺伝子領域を対象としたPCR産物の検出の2項目について両DNA抽出法を比較したところ、GM quicker 3によるDNA抽出法は、DNeasy Plant Maxi KitによるDNA抽出と同等以上の結果が得られた。よって、大...

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Veröffentlicht in:農林水産消費安全技術センター食品関係等調査研究報告 2014-12 (38), p.30-36
1. Verfasser: 高嶋, 康晴
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:大豆加工品における遺伝子組換え食品の検査において、新規DNA抽出キット(GM quicker 3)によるDNA抽出法の適用の可否を調べるために、市販品を用いて検討した。GM quicker 3によるDNA抽出法と現在検査に使われているDNeasy Plant Maxi KitによるDNA抽出法を(1)吸光度による抽出DNA溶液の純度及び濃度、(2)ダイズ内在性のレクチン遺伝子領域を対象としたPCR産物の検出の2項目について両DNA抽出法を比較したところ、GM quicker 3によるDNA抽出法は、DNeasy Plant Maxi KitによるDNA抽出と同等以上の結果が得られた。よって、大豆加工品における遺伝子組換え食品の検査において、GM quicker 3によるDNA抽出法の適用は可能であると考えられた。
ISSN:1883-7824