1動物病院における伴侶動物のパスツレラ感染症発生状況と治療成績
2006年から2013年に1動物病院に来院した伴侶動物からPasteurella multocidaが24株,P. canisが1株及びP. pneumotropicaが1株分離された.これらのパスツレラ属菌はおもに皮下膿瘍から分離された.分離菌は試験したほとんどすべての抗菌薬に感受性であった.パスツレラ感染症の治療には感受性を示したセファロスポリン系薬とフルオロキノロン系薬がおもに用いられた.しかしながら,これら治療にもかかわらず,26例中3例は死の転帰をとった.伴侶動物においても,パスツレラ属菌は感染症を引き起こし,時に重症化する可能性があると考えられた....
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Veröffentlicht in: | Nippon Juishikai zasshi 2014/10/20, Vol.67(10), pp.761-766 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 2006年から2013年に1動物病院に来院した伴侶動物からPasteurella multocidaが24株,P. canisが1株及びP. pneumotropicaが1株分離された.これらのパスツレラ属菌はおもに皮下膿瘍から分離された.分離菌は試験したほとんどすべての抗菌薬に感受性であった.パスツレラ感染症の治療には感受性を示したセファロスポリン系薬とフルオロキノロン系薬がおもに用いられた.しかしながら,これら治療にもかかわらず,26例中3例は死の転帰をとった.伴侶動物においても,パスツレラ属菌は感染症を引き起こし,時に重症化する可能性があると考えられた. |
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ISSN: | 0446-6454 2186-0211 |
DOI: | 10.12935/jvma.67.761 |