膀胱タンポナーデを発症した第XII因子欠損症の猫の1例

膀胱タンポナーデにより排尿困難を呈した3歳5ヶ月齢の去勢済み雑種猫において、術前の血液凝固系検査で著しいAPTTの延長が認められた。本症例は凝固因子活性検査の結果、第XII因子欠損症と診断された。本症例における膀胱タンポナーデの原因として、FLUTIやカテーテル挿入による医原性損傷が主たる要因として考えられたが、憎悪因子の1つとして第XII因子欠損症が関与していた可能性が疑われた。...

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Veröffentlicht in:Jūi masui gekagaku zasshi 2014, Vol.45(1), pp.13-18
Hauptverfasser: 伊藤, 晴倫, 原口, 友也, 板本, 和仁, 田村, 欣也, 上林, 聡之, 水野, 拓也, 仲澤, 宏, 谷, 健二, 田浦, 保穂
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:膀胱タンポナーデにより排尿困難を呈した3歳5ヶ月齢の去勢済み雑種猫において、術前の血液凝固系検査で著しいAPTTの延長が認められた。本症例は凝固因子活性検査の結果、第XII因子欠損症と診断された。本症例における膀胱タンポナーデの原因として、FLUTIやカテーテル挿入による医原性損傷が主たる要因として考えられたが、憎悪因子の1つとして第XII因子欠損症が関与していた可能性が疑われた。
ISSN:0916-5908
1349-7669
DOI:10.2327/jvas.45.13