猛獣糞による造林木へのシカ食害忌避効果に関する研究
近年,全国的な問題となっている造林木へのシカ食害問題に対して,通常は防護柵,ツリーシェルター,忌避剤等の対策を行っているが,決定的な防除法は未だ確立されていない。忌避剤についても忌避効果期間等の問題で改善の余地はある。今回,新たな忌避効果物質として世界的にはシカの天敵である猛獣の糞を取り上げ,忌避効果が期待できないか試験を行った。1年目の結果は約半年間という好結果を得ることが出来たが,2年目の結果は諸般の条件の影響か学習効果に因るものか不明であるが,2~3ヶ月の効果に止まった。しかしながら猛獣糞がシカ食害に忌避効果があることは確かめられた。...
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Veröffentlicht in: | 徳島県立農林水産総合技術センター森林林業研究所研究報告 2003-07 (2), p.5-12 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 近年,全国的な問題となっている造林木へのシカ食害問題に対して,通常は防護柵,ツリーシェルター,忌避剤等の対策を行っているが,決定的な防除法は未だ確立されていない。忌避剤についても忌避効果期間等の問題で改善の余地はある。今回,新たな忌避効果物質として世界的にはシカの天敵である猛獣の糞を取り上げ,忌避効果が期待できないか試験を行った。1年目の結果は約半年間という好結果を得ることが出来たが,2年目の結果は諸般の条件の影響か学習効果に因るものか不明であるが,2~3ヶ月の効果に止まった。しかしながら猛獣糞がシカ食害に忌避効果があることは確かめられた。 |
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ISSN: | 1347-3778 |